今井さんが、客員教授の橘先生と二人三脚で取り組んできた研究論文が、Biochemical and Biophysical Research Communications (BBRC) に受理されました。
The octapeptide-repeat surface protein of Entamoeba nuttalli is a novel virulence factor that promotes adherence to host cells
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X24010040
この論文は、赤痢アメーバの近縁種である Entamoeba nuttalli の表面に特異的に発現する octapeptide-repeat surface protein (PTORS) に関する論文です。PTORS は、E. nuttalli 株で発現されるだけでなく、クローン化された E. nuttalli においては、病原性の高まりとともに、その発現が誘導・保持されることが示されました。本論文の成果は、E. nuttalli の病原性発現メカニズムの解明にとどまらず、絶えず変化し続ける宿主腸内環境に対し、腸管原虫がどのように適応し、病原性を発揮していくのか、その生物学的メカニズムの根幹解明に迫る、非常に重要な知見を与えてくれています。
今井さん、橘先生、素晴らしい論文を報告して下さり、ありがとうございます!
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